貸倒引当金繰入額の表示(販管費と営業外費用)
貸倒引当金繰入の損益計算書における表示は、貸倒引当金の設定対象となった債権が営業上の取引に基づく債権(売掛金・受取手形など)か、営業外の取引に基づく債権(長期貸付金など)かによって以下のように異なります。
貸倒引当金繰入の損益計算書における表示は、貸倒引当金の設定対象となった債権が営業上の取引に基づく債権(売掛金・受取手形など)か、営業外の取引に基づく債権(長期貸付金など)かによって以下のように異なります。
営業外損益(営業外収益及び営業外費用)とは、企業の主たる営業活動以外の活動によって得られる収益費用をいいます。
営業外損益は下記の通り、営業外収益と営業外損益とに区分することができます(企業会計原則第二・四など参照)。
決算時において、米ドルや豪ドル、ユーロ・ポンド・ウォンなどの外国通貨を保有している場合はこれを決算時の為替レート(CR)で換算し、換算差額については為替差損益(営業外収益または営業外費用)として処理します(外貨建取引等会計処理基準 第2項(1)(2)参照)。
法人が、その業務の遂行に関連して他の者に与えた損害について、これを賠償する場合の税務上の取り扱い(損金算入時期)は以下の通りです(法人税法基本通達2-2-13参照)。
電子記録債権は手形債権などと同様、これを他者に譲渡することができます。
株式などの有価証券を購入時、あるいは売却時において証券会社などに支払う手数料他その他の付随費用は、それぞれ以下のように処理します。
会社や店舗では日々の取引を帳簿に記帳していくことになりますが、定期的に実際の現金を数え、帳簿上の現金残高と一致しているかどうかチェックすることが必要となります(現金実査)。その結果、実際の現金の残高が帳簿上の現金残高より少なかった場合で、なぜ少ないのかの原因がすぐにはわからない場合は、これを『現金過不足』勘定を使って帳簿残高を実際有高に修正することになります。
仕入れや売上などの商品売買取引において、割戻・割引・値引のそれぞれの概要は以下のようになります(簿記用語)。
売掛金や買掛金などの外貨建金銭債権・債務は、取引発生時にその時のレート(HR)ですでに円貨に換算され記帳されていますが、決算時においては再度、決算時の為替レート(CR)により換算し直すことが必要となります。
外貨建取引とは、売買価額その他の取引価額などが外国通貨(ドルやユーロなど)で表示されている取引をいいます。
社債を発行した時、発行した会社の決算時の手続きに関しては、おおむね以下の手続きが必要となります。
社債を発行した時、社債の発行価額をもって社債勘定に計上しますが、社債を額面金額と異なる価格で発行した場合(割引発行など)においては、社債の帳簿価額を額面金額に合わせるための調整が必要となります。
社債を発行した時、社債の発行価額をもって社債勘定に計上しますが、社債を額面金額と異なる価格で発行した場合(割引発行など)においては、社債の帳簿価額を額面金額に合わせるための調整が必要となります。
自社の発行した社債について、利息を支払った時は『社債利息』勘定を使って記帳します。
社債利息は通常年2回、半年ごとに支払われ、利息額は額面金額に約定利率を乗じることによって算定されます。社債利息は損益計算書上は営業外費用の区分に表示されます。
社債の発行のために支出した費用は『社債発行費』勘定を使って記帳します。
社債発行費には以下のようなものが含まれます。
・社債募集のための広告費
・金融機関の取扱手数料
雑損失(または雑損)とは、金額が少ないなどの理由により、独立した科目として表示するほどの重要性がない費用のうち、営業活動に直接関連しないもの(営業外取引に該当するもの)に関して一括して処理するための勘定です。
前期以前に貸倒処理した債権が当期に回収された場合、回収可能となった理由に基づいて以下の通り処理することになります。
売掛金や受取手形などの債権は、将来において回収不能(貸倒れ)となる可能性があります。そこで、将来における回収不能額を見積もり、当期の費用として計上するために設定されるのが貸倒引当金です。
取引先の倒産などにより、売掛金などの金銭債権が回収不能になることを貸倒れといいます。債権が貸倒れたときは『貸倒損失』または『貸倒金』勘定を使って貸倒れた事業年度の損失として処理すると同時に、貸倒れた金銭債権を減少させることになります。
会社設立のために要した費用は『創立費』勘定を使って記帳します。
創立費には以下のようなものが含まれます。
・定款及び諸規則作成のための費用
・株式募集その他のための広告費
新株式の発行や自己株式の処分などのために支出した費用は『株式交付費』勘定を使って記帳します。
株式交付費には以下のようなものが含まれます。
・株式募集のための広告費
・金融機関の取扱手数料
時価の変動により利益を得ることを目的として保有する有価証券を売買目的有価証券といい、決算においては時価をもって貸借対照表価額とし、評価差額は当期の損益とします。
有価証券を売却した時は、売却する有価証券の帳簿価額(取得価額または前期末の時価)と売却価格との差額を『有価証券売却損(益)』勘定または『投資有価証券売却損(益)』勘定などを使って記帳します。
個人事業主の預金口座に預金利息が振り込まれた場合は『事業主借』勘定を使って記帳します(受取利息勘定ではありません)。
銀行預金や貸付金などから利息を受け取ったときは『受取利息』勘定、逆に借入金について利息を支払った場合は『支払利息』勘定を使って記帳します。
割引とは、商品を売買した時の売掛金・買掛金などの掛代金を決済日前に支払ったとき、支払日から決済日までの金利に相当する金額を買主に返却(代金の減額)することをいいます。