退職給付会計の仕訳一覧

(退職給付会計仕訳一覧)
1 退職給付債務の算定(割引計算)について
2 勤務費用と利息費用の算定と仕訳
3 年金資産(掛金の拠出と退職給付の支払)の仕訳
4 期待運用収益(年金資産)の計算と仕訳
5 退職給付費用と退職給付引当金(年金資産がある場合)
6 数理計算上の差異の計算と仕訳
7 過去勤務費用の仕訳・会計処理
8 確定拠出企業年金制度の仕訳
9 小規模企業における簡便な方法(退職給付債務)の仕訳

退職給付とは、従業員などが一定の期間にわたり労働を提供したこと等の事由に基づいて、退職以後に支給される給付(退職一時金・退職年金等)をいいます(退職給付に関する会計基準第3項参照)。

退職一時金や退職年金は将来において従業員が退職した時以後に支給されるものですが、その発生原因は従業員が在職時において労働を提供したことに起因するものと考えられますので、発生主義により、当期に発生したと認められる金額は当期の費用として計上し、貸借対照表上において債務(退職給付引当金)として計上することが必要となります。