外国通貨(ドル・ユーロ・ポンドなど)の決算時の換算
決算時において、米ドルや豪ドル、ユーロ・ポンド・ウォンなどの外国通貨を保有している場合はこれを決算時の為替レート(CR)で換算し、換算差額については為替差損益(営業外収益または営業外費用)として処理します(外貨建取引等会計処理基準 第2項(1)(2)参照)。
決算時において、米ドルや豪ドル、ユーロ・ポンド・ウォンなどの外国通貨を保有している場合はこれを決算時の為替レート(CR)で換算し、換算差額については為替差損益(営業外収益または営業外費用)として処理します(外貨建取引等会計処理基準 第2項(1)(2)参照)。
外貨建金銭債権債務に対し為替予約を付し、振当処理を採用した場合、為替予約差額は以下の2つに分解することができます。
予定取引(将来行われる取引)に為替予約を付し、振当処理を適用した時の会計処理は取引発生時に為替予約を付した場合と同様に処理することになります。
ただし
為替予約の会計処理には独立処理と振当処理の2つの方法があります。
このうち独立処理とは、デリバティブ取引である為替予約取引と外貨建金銭債権債務とを別個の取引として、それぞれ金融商品会計基準および外貨建取引等会計処理基準に従って処理する方法であり、為替予約の会計処理においてはこの独立処理が原則的処理方法とされています。(金融商品会計に関する実務指針第167・168項、外貨建取引等会計処理基準注解・注6、外貨建取引等の会計処理に関する実務指針第3・50項等参照)。
為替予約の会計処理には独立処理と振当処理の2つの方法があります。
このうち振当処理とは、為替予約等により固定されたキャッシュ・フローの円貨額により外貨建金銭債権債務を換算し、直物為替相場による換算額との差額を、為替予約等の契約締結日から外貨建金銭債権債務の決済日までの期間にわたり配分する方法をいいます(外貨建取引等の会計処理に関する実務指針第3項参照)。
為替予約の会計処理には独立処理と振当処理の2つの方法があります。
このうち振当処理とは、為替予約等により固定されたキャッシュ・フローの円貨額により外貨建金銭債権債務を換算し、直物為替相場による換算額との差額を、為替予約等の契約締結日から外貨建金銭債権債務の決済日までの期間にわたり配分する方法をいいます(外貨建取引等の会計処理に関する実務指針第3項参照)。
為替予約の会計処理には独立処理と振当処理の2つの方法があります。
このうち振当処理とは、為替予約等により固定されたキャッシュ・フローの円貨額により外貨建金銭債権債務を換算し、直物為替相場による換算額との差額を、為替予約等の契約締結日から外貨建金銭債権債務の決済日までの期間にわたり配分する方法をいいます(外貨建取引等の会計処理に関する実務指針第3項参照)。
外貨建債権債務について取引発生後に為替予約を付し、為替予約の処理として振当処理を採用している場合、外貨建債権債務を予約時の先物為替相場による為替レート(予約レート)により換算することになります。
為替予約の会計処理には独立処理と振当処理の2つの方法があります。
このうち振当処理とは、為替予約等により固定されたキャッシュ・フローの円貨額により外貨建金銭債権債務を換算し、直物為替相場による換算額との差額を、為替予約等の契約締結日から外貨建金銭債権債務の決済日までの期間にわたり配分する方法をいいます(外貨建取引等の会計処理に関する実務指針第3項参照)。
取引価格が外国通貨で表示されている外貨建有価証券の決算時の処理については、有価証券の評価のみならず適用する換算レートを考慮する必要があります。外貨建有価証券の保有目的別における期末評価についてまとめると以下のようになります。
時価を把握することが極めて困難と認められる外貨建株式の実質価額が著しく低下した時は、外貨による実質価額を決算時の為替レート(CR)により換算した価格を貸借対照表価額とし、評価差額は当期の損失(『投資有価証券評価損』または『子会社株式評価損』など)として損益計算書上、特別損失の区分に表示します
時価のある外貨建て有価証券の時価が著しく低下した時は、外貨による時価を決算時の為替レート(CR)により換算した価格を貸借対照表価額とし、評価差額は当期の損失(『投資有価証券評価損』または『子会社株式評価損』など)として損益計算書上、特別損失の区分に表示します
外貨建て子会社株式・関連会社株式は、外貨による取得原価を取得時の為替レート(HR)により円換算した額を貸借対照表価額とします。したがって決算時の為替レート等による換算替えは行いません(外貨建取引等会計処理基準一2(1)3ハ・一2(2)等参照、外貨建取引等の会計処理に関する実務指針17等参照)。
法人税法上、外貨建資産・負債の換算方法には以下の2つの方法があります(法人税法第61条の9第1項参照)。
外貨建資産負債の換算方法は現行の制度会計(外貨建取引等会計処理基準)上、以下のように定められています。
外貨建取引や外貨建資産・負債は取引発生時のレート(HR)や決算時のレート(CR)を使用して外貨から円貨へと換算替えを行います。
金融機関に外貨で預金することを外貨預金といいます。外貨預金には外貨普通預金や外貨定期預金などがありますが、外貨預金の口座に入金した時は『外貨預金』勘定などを使って記帳します。外貨預金の会計処理に関するポイントは以下の通りです。
有形固定資産・無形固定資産を外貨建取引で取得した場合の取り扱いは以下の通りとなります。
外貨建取引や外貨建資産・負債の換算に用いる為替レートには、HR・CR・ARなどがありますが、その内容は以下のようになっています。
売掛金や買掛金などの外貨建金銭債権・債務は、取引発生時にその時のレート(HR)ですでに円貨に換算され記帳されていますが、決算時においては再度、決算時の為替レート(CR)により換算し直すことが必要となります。
売掛金や買掛金などの外貨建金銭債権・債務は、取引発生時にその時のレート(HR)ですでに円貨に換算され記帳されていますが、決算時においては再度、決算時の為替レート(CR)により換算し直すことが必要となります。
外貨建取引について、売掛金や買掛金などの外貨建債権債務の代金決済に伴って発生した損益の処理に関しては、下記の通り一取引基準と二取引基準という2つの考え方があります。
外貨建取引とは、売買価額その他の取引価額などが外国通貨(ドルやユーロなど)で表示されている取引をいいます。
外貨建取引とは、売買価額その他の取引価額などが外国通貨(ドルやユーロなど)で表示されている取引をいいます。
外貨建取引とは、売買価額その他の取引価額などが外国通貨(ドルやユーロなど)で表示されている取引をいいます。