TTS・TTM・TTB(外貨建取引・資産・負債の換算レート)について

外貨建取引外貨建資産・負債取引発生時のレート(HR)や決算時のレート(CR)を使用して外貨から円貨へと換算替えを行います。
一方、銀行が公表する為替相場には、TTS・TTM・TTBなどの種類ががありますが、この意味は以下の通りです。

(TTS・TTM・TTB)
TTS 対顧客電信売相場(Telegraphic Transfer Selling rate)をいいます。銀行が顧客に外貨を売る(Sell)ときのレートであり、顧客の側から見た場合は「買値」となります。
TTM 電信売買相場の仲値(Telegraphic Transfer Middle rate)をいいます。TTSとTTBの間(Middle)のレートをいい、外貨建取引や資産負債の換算は通常はこのレートを使用します。
TTB 対顧客電信買相場(Telegraphic Transfer Buying rate)をいいます。銀行が顧客から外貨を買う(Buy)ときのレートをであり、顧客の側から見た場合は「売値」となります。

外貨建取引や資産・負債の換算は原則としてTTMを使用することになります。ただし継続適用を条件として、売上その他の収益又は資産についてはTTB、仕入その他の費用又は負債についてはTTSによることができます(法人税法基本通達13の2-1-2、13の2-2-5参照)。

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