保険料の仕訳・勘定科目(基礎)
会社や個人事業主が業務上の資産などに関連して支払った火災保険や損害保険・自動車保険などの保険料は『保険料』『支払保険料』などの勘定科目を使って記帳し、支払時の費用として処理します。
会社や個人事業主が業務上の資産などに関連して支払った火災保険や損害保険・自動車保険などの保険料は『保険料』『支払保険料』などの勘定科目を使って記帳し、支払時の費用として処理します。
このページでは保険料と保険金の違いについて、仕訳を使って簡単に説明しています(基本的な概念の違いなどを説明するため、仕訳や経理処理の前提として掛け捨ての定期保険を前提としてご説明しています)。
通常の定期保険はその期間の経過に応じて損金(税務上の費用)として処理しますが、以下の条件をすべて満たす定期保険(長期平準定期保険)については、税務上は特別の扱いが必要となります(昭和62年6月16日直法2-2、国税庁HP「ホーム-法令解釈通達-法人税関係 個別通達目次-「法人が支払う長期平準定期保険等の保険料の取扱いについて」など参照)。
中退共(中小企業退職金共済制度)とは、中小企業のための国の退職金共済制度です。
経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済制度)とは、独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営する中小企業や個人事業主を対象とした共済制度であり、中小企業や個人事業主などが、取引先企業の倒産などの影響により連鎖倒産や経営難に陥ることを防止することを目的とした共済制度をいいます。
会社が火災保険の保険料を支払った時は『保険料』(または『支払保険料』)などの勘定科目を使って記帳し、支払時などの費用として処理します。
会社が自己を契約者、役員や社員(これらの親族をふくむ)を被保険者とする定期保険料(掛け捨ての生命保険の保険料)を支払った時は、当該保険に係る死亡保険金の受取人の違いによりそれぞれ次のように処理します(法人税法基本通達9-3-5参照)。