短期借入金の仕訳・会計処理

取引先や銀行などからお金を借りた時は『借入金』勘定を使って記帳します。

なお、借入金の貸借対照表における表示については1年基準が適用され、決算日の翌日から起算して1年以内に支払期限が到来する場合は『短期借入金』(流動負債)、決算日の翌日から起算して1年を超えて支払期限が到来する場合は『長期借入金』(固定負債)として表示します。
また当座借越のマイナス残高についても貸借対照表上においては『短期借入金』として表示します。

(具体例-短期借入金)

1.当社は取引銀行より300,000円を運転資金として借り入れ、借入金を普通預金口座に預け入れた。なお当該借入金は6か月後に返済予定である。

(仕訳-借入時)
借方 金額 貸方 金額
普通預金 300,000 短期借入金 300,000

2.上記の借入金の返済期日を迎えた。借入金は支払利息3,000円とともに普通預金口座より支払われた。

(仕訳-返済時)
借方 金額 貸方 金額
短期借入金 300,000 普通預金 303,000
支払利息 3,000

なお長期借入金についても、決算日において支払期限が1年以内となった部分の金額を『長期借入金』勘定から『短期借入金』または『1年以内返済長期借入金』勘定へ振り替えて記帳することが必要となります(ただし重要性の原則の適用あり)。

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