消耗品を売った時の仕訳・会計処理

パソコンやプリンタ-、家電や食器、あるいは事務用品など、会社や店舗で不要となった消耗品(購入時に消耗品費事務用品費などとして経費処理したもの)を売却した時の売却収入は『雑収入』あるいは『雑益』(営業外収益)などの勘定科目を使って記帳し、売却時の収益として処理します(企業の主たる営業活動から得た収益ではないため、『売上』ではなく『雑収入』などの勘定科目をつかいます)。

(具体例-不要となった消耗品を売却した時)

1.オフィスで使用しているプリンター(購入時の価格は5万円であり、購入時に消耗品費として費用処理している)をリサイクル業者に8,000円で売却した。売却代金は現金で受け取った。

(仕訳)
借方 金額 貸方 金額
現金 8,000 雑収入 5,000

2.個人事業主が、お店で使用している不要となった調理器具(購入時の価格は2万円であり、購入時に消耗品費として費用処理している)を、知り合いの自営業者に5,000円で売却した。代金は来月受け取る予定である。

(仕訳)
借方 金額 貸方 金額
未収入金 5,000 事業主借 5,000

なお、購入時に備品や機械などの固定資産勘定を使って計上したものを売却した場合の処理は有形固定資産の売却時の仕訳をご参照ください。

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