有価証券の貸借対照表における表示

有価証券はその保有目的により、売買目的有価証券、満期保有目的の債券、子会社株式・関係会社株式、その他有価証券の4つに分類されますが、保有目的により分類された有価証券の貸借対照表における各表示科目と表示区分は以下の通りになります。

(有価証券の表示科目・表示区分)
分類 表示科目 表示区分
売買目的有価証券 有価証券 流動資産
満期保有目的の債券
(1年内満期到来)
有価証券 流動資産
満期保有目的の債券
(1年超)
投資有価証券 投資その他の資産
子会社株式・関連会社株式 関係会社株式 投資その他の資産
その他有価証券
(1年内満期到来債券)
有価証券 流動資産
その他有価証券
(上記以外)
投資有価証券 投資その他の資産

※上記「関係会社株式」は「子会社株式」と「関連会社株式」とに分けて表示・仕訳することもあります。

満期保有目的の債券とその他有価証券のうち債券に関しては1年基準が適用され、決算日の翌日から起算して1年以内に満期の到来するものは『有価証券』として流動資産、一年を超えて満期の到来するものは『投資有価証券』として投資その他の資産(固定資産)の区分に表示します。ただし、重要性が乏しい場合にはまとめて『投資有価証券』として投資その他の資産に含めて表示することも可能です。

(関連項目)
有価証券の分類・評価
有価証券の取得・購入時の仕訳
有価証券を売却した時の仕訳

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