当期に貸倒れ処理した債権が当期に回収された時の仕訳

当期に貸倒れ処理した債権が当期に回収された場合は、貸倒処理を取消す仕訳（反対仕訳）を行います。
貸倒処理時に『貸倒損失』勘定を使って処理していた時は『貸倒損失』を取り消す処理を行い、『貸倒引当金』勘定を使って処理していた時は『貸倒引当金』を戻す仕訳を行います。

（具体例1－当期貸倒債権回収・貸倒損失処理）

当期に貸倒処理した売掛金10,000円が回収された。なお当該債権の貸倒時においては貸倒損失の発生として処理していた。

最初の仕訳で貸倒処理時の仕訳を取消し、2つ目の仕訳で債権回収処理を行っています。
なお、上記の2つの仕訳をまとめて以下のようにすることも可能です。

（具体例2－当期貸倒債権回収・貸倒引当金補填時）

当期に貸倒処理した売掛金10,000円が回収された。なお当該債権の貸倒時においては貸倒引当金を補填して処理していた。

最初の仕訳で貸倒処理時の仕訳を取消し、2つ目の仕訳で債権回収処理を行っています。
なお、上記の2つの仕訳をまとめて以下のようにすることも可能です。

（関連項目）
前期以前に貸倒れ処理した債権が当期に回収された時の仕訳