格安スマホや格安SIMの仕訳・勘定科目

社員や従業員などが業務で使用するスマートフォン(SIMフリー・格安SIM用など)を購入した時は消耗品費勘定を使用し、購入時などの費用として処理します。
いっぽう、格安SIM(MVNO)の月額利用料金は『通信費』勘定を使って処理します。

なお、1台あたりの購入価格が10万円以上となるようなスマートフォンを購入した場合には、その全額を購入時の費用として処理するのではなく、『備品』勘定など固定資産の勘定科目を使って記帳し、減価償却計算を通じて、耐用年数にわたって費用処理することが必要となる場合があります(中小企業者の場合、購入金額が30万円に満たない場合には購入時の費用として処理することができる場合もあります。消耗品費の仕訳(中小企業者等の30万円未満の資産)もあわせてご参照ください)。

(具体例-SIMフリー・格安SIM用のスマホを購入した場合)

1.社員が業務で使用するため、格安SIM(MVNO)と契約し、SIMフリースマホの本体を現金30,000円で購入した。

(仕訳)
借方 金額 貸方 金額
消耗品費 30,000 現金 30,000

2.格安SIM(MVNO)の月額利用料金3,000円が普通預金口座より引き落とされた。

(仕訳)
借方 金額 貸方 金額
通信費 3,000 普通預金 30,000

(関連項目)
携帯電話代・携帯電話料金の会計処理
電話機・固定電話の勘定科目
スマートフォンを購入した時の仕訳

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