冷蔵庫の修理代の仕訳・勘定科目

事務所や店舗・お店などで使用している冷蔵庫が故障したり動かなくなった場合において、業者に修理に出した時の修理代は『修繕費』勘定を使って記帳します。

(具体例-故障した冷蔵庫の修理代)

1.事務所で使用している冷蔵庫が壊れたため、修理に出した。修理代は30,000円であり、現金で支払った。

(仕訳)
借方 金額 貸方 金額
修繕費 30,000 現金 30,000

2.飲食店(個人事業主)が店舗で使用している業務用の冷蔵庫が故障したため、出張修理を依頼した。修理代金50,000円は、個人事業主がポケットマネーで支払った。

(仕訳)
借方 金額 貸方 金額
修繕費 50,000 事業主借 50,000

なお上記の仕訳は、壊れた冷蔵庫を修理して元の状態に戻すこと(単純に壊れたものをなおすこと)を目的とした場合の処理です。
冷蔵庫を修理することだけを目的とした支出ではなく、冷蔵庫に新たな機能を加えたり、耐用年数を延長させたりすることを目的とした支出については、『修繕費』として修理した時の経費として処理するのではなく、資本的支出として固定資産計上し、減価償却計算の対象として処理することが必要となる場合もありますのでご注意ください(詳細は資本的支出と収益的支出(形式基準)をご参照ください。ただし支出額が20万円未満であれば、そのような支出であっても全額を『修繕費』として支出時などの費用として処理してかまいません。法人税法基本通達7-8-3(少額又は周期の短い費用の損金算入)参照)。

(関連項目)
スマホや携帯電話の修理代を支払った時の仕訳・勘定科目
パソコン(PC)の修理代を支払った時の仕訳・勘定科目

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