福豆や恵方巻(節分イベント)の仕訳・勘定科目

社内で社員や従業員などが豆まきなど節分のイベントを行ったときの福豆や巻き寿司(恵方巻き・太巻き)などの購入代金は『福利厚生費』勘定を使って記帳します。

いっぽう、来客したお客様に福豆を配った場合などの福豆の購入代金などは『販売促進費』または『広告宣伝費』などの勘定科目を使って記帳します(ただし、特定の個人や取引先だけを対象に福豆や巻き寿司セットを贈答した場合などは『接待交際費』として処理する必要があります。『接待交際費』は税務上の損金算入が制限される場合があり、『販売促進費』や『広告宣伝費』などとは扱いが異なるためご注意ください)。

(具体例1-節分に掛かった費用)

社内で豆まきや巻き寿司の飲食など、節分イベントを行った。福豆や巻き寿司などの購入代金は5,000円であり、代金は現金で支払った。

(仕訳)
借方 金額 貸方 金額
福利厚生費 5,000 現金 5,000

なお役員や役員の家族だけなど、特定の人物のみに参加者を限定する場合は『役員報酬』や『給与』として処理する必要があります。『福利厚生費』は広く社員全員(または参加希望者全員)を対象とするものですので、参加者を特定の役員などに限定する場合はこれに当てはまりません。

(具体例2-節分に掛かった費用)

節分の日にお店に来客していただいたお客様全員に福豆をプレゼントした。プレゼント用の福豆の購入代金は30,000円であり、代金は現金で支払った。

(仕訳)
借方 金額 貸方 金額
販売促進費 30,000 現金 30,000

上記の仕訳は『広告宣伝費』などを使用する場合もあります。ただし、特定の取引先のみを対象に福豆セットや巻き寿司セットを贈る場合は『接待交際費』となります。

(関連項目)
年賀状・暑中見舞いの仕訳・会計処理
クリスマスツリーの仕訳・勘定科目
しめ縄、しめ飾り、鏡餅など(お正月用品)の仕訳・勘定科目
バレンタインチョコの仕訳・勘定科目

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