支払手数料の仕訳・会計処理

金融機関の振込手数料、税理士・会計士・弁護士や司法書士などへの報酬・顧問料、官公庁への各種証明書発行手数料など、諸手数料の支払いは『支払手数料』勘定を使って記帳します。
支払手数料として処理されるものにはさまざまなものが含まれますが、仕入や固定資産購入に伴って発生した手数料は原則として購入原価に含め、商品販売時に発生した手数料は販売手数料として処理する事に注意が必要です(税務上は棚卸資産の取得原価について3%基準が適用される場合があります)。
なお、支払手数料は損益計算書上、販売費及び一般管理費に含めて表示します。

(具体例-支払手数料)

1.顧問税理士に今月分の顧問報酬として20,000円を支払った(普通預金口座から引落)。

(仕訳・顧問料)
借方 金額 貸方 金額
支払手数料 20,000 普通預金 20,000

士業に報酬や顧問料を支払った時の会計処理の詳細は税理士・弁護士・司法書士など士業に報酬・顧問料を支払った時の仕訳も合わせてご参照ください。

2.得意先から売掛金100,000円分の支払いとして、振込手数料(当社負担分)540円を差し引いた99,460円が当社普通預金口座に振り込まれた。

(仕訳・振込手数料)
借方 金額 貸方 金額
普通預金 99,460 売掛金 100,000
支払手数料 540

振込手数料の仕訳に関する詳細は振込手数料の仕訳・会計処理も合わせてご参照ください。

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