ATM利用手数料・時間外手数料の仕訳や勘定科目
ATMを使って預金口座から現金を引き出す際、時間帯や曜日によっては時間外手数料(ATM利用手数料・ATM時間外手数料)が発生する場合があります。このようにATMの時間外手数料が発生した時は『支払手数料』などの勘定科目を使って費用として処理します。
(具体例-ATM利用手数料)
夜間にATMを利用し、早朝の仕入に必要な現金10,000円を引き出した。その際に時間外手数料216円が発生し、預金残高から引かれた。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
現金 | 10,000 | 普通預金 | 10,000 |
支払手数料 | 216 | 普通預金 | 216 |
貸方の普通預金はまとめて以下のようにしてもかまいません。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
現金 | 10,000 | 普通預金 | 10,216 |
支払手数料 | 216 |
なお、個人事業主が事業用の個人口座からプライベートで使用するために現金を引き出した場合(事業に関連のない引き出しの場合)には、『支払手数料』勘定ではなく『事業主貸』勘定を使用します。事業主貸勘定は事業用の資金を個人のプライベートな出費や生活費などに支出した時に使用する借方の勘定科目をいいます。
例:夜間に事業用の普通預金口座からプライベートの飲食に必要な現金10,000円をATMを利用して引き出した。なおこの際に時間外手数料216円が発生し、預金残高から差し引かれた。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
事業主貸 | 10,216 | 普通預金 | 10,216 |
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