辞書を購入した時の仕訳・勘定科目

事業において必要な辞書・辞典などを購入した時は『新聞図書費』勘定を使って仕訳し、購入時などの費用として処理します。

なお、あまり多くはないかもしれませんが購入金額が10万円以上となる辞書・辞典などを購入した時は『工具器具備品』など、固定資産の勘定科目を使って資産計上することが必要となる場合があります(購入した資産が10万円以上か未満かの判定は、通常1単位として取引されるその単位ごとに判定します。したがって、たとえば10巻セットで10万円などの図書を購入した場合には、セット全体の価格として10万円以上か未満かを判定する必要があります。詳細は消耗品費の仕訳(中小企業者等の30万円未満の資産)及び一括償却資産の仕訳・会計処理をご参照ください)。

(具体例-辞書を購入した時の仕訳)

1.事務所で使用するための辞書を書店で5,000円で購入し、代金は現金で支払った。

(仕訳)
借方 金額 貸方 金額
新聞図書費 5,000 現金 5,000

2.業務上必要な辞書セット(10巻セット)を220,000円で購入し、代金は現金で支払った(当社は中小企業者等には該当せず、10万円以上の資産は全て固定資産として処理している)。

(仕訳)
借方 金額 貸方 金額
工具器具備品 220,000 現金 220,000

書籍の耐用年数は「別表第一 器具及び備品 11前掲のもの以外のもの-その他のもの」の5年となります。

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