仕訳日計表・仕訳週計表の作成の基礎

伝票式会計において日々の取引を起票した伝票は、定期的に集計表に集計され、集計された金額をまとめて総勘定元帳へ合計転記することになります。

日々の取引を起票した伝票は、毎日（あるはい毎週など定期的に）集計表に集計され、取引の起票に間違いや漏れがないか確認され、まとめて総勘定元帳へ転記されます。この集計表の事を仕訳日計表（あるいは仕訳週計表など）といいます。仕訳日計表は借方・貸方金額の合計から仕訳の漏れやミスがないか確かめることができます。

（具体例－仕訳日計表の作成）

当社は三伝票制を採用しており、本日の取引を起票した伝票は以下の通りである。以下の伝票をもとに仕訳日計表を作成しなさい。

（解答）

各伝票から仕訳日計表の該当する勘定科目の欄へ金額を集計します。
たとえば、1枚目の入金伝票は売掛金10,000円を現金で回収した取引が起票されていますので、この伝票を見ながら仕訳日計表の現金勘定の借方へ10,000円、売掛金勘定の貸方へも同額の10,000円を記入します。

なお、仕訳や集計の漏れや間違いがないかは仕訳日計表の合計（最下段）が借方と貸方とで一致してるどうかで確認することができます（合計金額が一致しない場合などは仕訳や伝票の集計に漏れや間違いがあることを表しています）。

仕訳日計表に集計された各勘定科目の借方・貸方の金額については、この仕訳日計表から総勘定元帳の該当する科目へと合計転記いたします。

（関連項目）
三伝票制の基礎（伝票式会計）
五伝票制の基礎（伝票式会計）
仕訳日計表から総勘定元帳への転記（伝票式会計）