給料の仕訳・勘定科目
『給料』とは、社員や従業員などに給料を支払った時に使用する勘定科目です(『給料』勘定のほかに『給与』勘定や『給料手当』勘定などを使用することもあります)。
ただし役員に対する給料は『役員報酬』、アルバイトなどに対する給料は『雑給』など雇用形態などに応じて異なる勘定科目を使用することもあります。
なお、社員などに実際に給料を支払う時は源泉所得税を徴収したり、あるいは社会保険料を差し引くことが必要となる場合があります。この場合には、給与金額から源泉所得税や社会保険料などを差し引いた金額を従業員に支払うことになります(源泉所得税の取り扱いなどについては給与支払時の源泉所得税に関する仕訳・勘定科目をあわせてご参照ください)。
(具体例-給料の仕訳)
本日25日は当社社員への給料の支払日である。A社員に当月分の給与300,000円を支給することとなった。支払額は社会保険料の社員負担分40,000円と源泉所得税10,000円を差し引いた250,000円を当社の普通預金口座より支払った。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
給料 | 300,000 | 普通預金 | 250,000 |
源泉所得税預り金 | 10,000 | ||
社会保険料預り金 | 40,000 |
給与の支給額全額を『給料』勘定を使って計上し、社会保険料や源泉所得税の徴収額を差し引いた残額を社員の預金口座へ振り込みます。預かった社会保険料や源泉所得税については後日まとめて会社で納付することになるため、それまでの間は『預り金』勘定を使って記帳することになります
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