社員や従業員にボーナス（賞与）を支給した時の仕訳・勘定科目

社員や従業員などにボーナスを支払った時は『賞与』勘定を使って記帳し、支払時などの費用として処理します。
なおボーナスを支給する際の源泉所得税の計算は、通常は、前月の給与をもとに「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」を使用して適用税率を算定し、これを社会保険料控除後の賞与支給額に乗じて算定します（毎月支払う給与の場合とは源泉所得税の算出方法が異なりますのでご注意ください）。

（具体例－社員にボーナスを支給した時の仕訳）

社員にボーナス1,000,000円を支給することとなった。支給額は社会保険料預り金100,000円および源泉所得税の預り金50,000円を差し引いた残額850,000円を当社の普通預金口座より社員の口座へと振り込んだ。

なお、役員に対して賞与を支給する場合は『役員賞与』勘定などを設けて記帳する場合もあります。役員に対する賞与は「事前確定届出給与に関する届出」を事前に税務署に提出している場合を除き、損金不算入（税金計算上の経費とはならない）となりますの注意が必要です。

（関連項目）
賞与引当金の仕訳・会計処理
給料の仕訳・勘定科目