帳簿の締め切り手順の基礎(決算手続)
期末においては、決算整理ののち、当期の記帳を終了し翌期以降の記帳にそなえるため総勘定元帳を締め切る作業(帳簿の締め切り)を行うことが必要となります。帳簿を締め切る手順は以下の通りとなります(英米式決算法を前提としています)。
手順 | 内容 | 参照ページ |
1.収益・費用の損益勘定への振替 | 収益・費用の勘定残高を損益勘定へ振り替え、当期純利益を算定します(損益振替)。 | 損益勘定・損益振替の仕訳 |
2.当期純利益の振替 | 当期純利益または当期純損失を損益勘定から繰越利益剰余金勘定(または資本金勘定)へと振り替えます(資本振替)。 | 当期純利益の計上 |
3.資産・負債・純資産勘定の締め切り | 資産・負債・純資産の勘定残高を次期に繰り越します。 | 資産・負債・純資産勘定の次期繰越処理 |
4.繰越試算表の作成 | 資産・負債・純資産勘定の次期繰越金額を集計した繰越試算表を作成し、記帳の正確性をチェックします。 | 繰越試算表の作成 |
帳簿の締め切りは決算整理仕訳後の最終段階で行われ、締め切り作業を行うことにより、翌期に帳簿を引き継がれることになります。
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