リスティングやアドワーズの仕訳・勘定科目

ヤフーリスティングやグーグルアドワーズのようにインターネット広告（クリック課金広告）に掛かった費用は『広告宣伝費』勘定を使って記帳します。

なお、ヤフーリスティングのように広告費用を前払いで支払った時は、決算時などにおいて、未だに利用されていない繰越金額（前払金額）を『広告宣伝費』勘定から『前払金』勘定へと振替え、費用ではなく資産として翌期に繰り越します。

（具体例－リスティング・アドワーズ費用）

1．ヤフーのリスティング広告費用として、普通預金口座から10,000円を支払った（当社では、リスティング広告の関する費用は支払時においていったん全額を『広告宣伝費』として計上し、決算期末において未利用の残高を『広告宣伝費』から『前払金』へと振り替える処理を行っている）。

2．決算時において、取引明細より当期のリスティング広告の利用金額を集計したところ、当期の利用金額は8,000円であり、2,000円が未使用分として翌期に繰り越されていた。

上記の方法が最も簡便な方法ですが、支払時に『広告宣伝費』として処理するのではなく、支払時においては『前払金』勘定をつかって支払額をいったん資産として計上し、利用明細などによる月ごとの利用額を毎月『前払金』勘定から『広告宣伝費』勘定へと振り替える方法で記帳することもできます。

（具体例－リスティング・アドワーズ費用－支払時に前払金として処理する方法）

1．ヤフーのリスティング広告費用として、普通預金口座から10,000円を支払った（当社では、リスティング広告の関する費用は支払時においていったん全額を『前払金』として資産計上し、毎月の利用明細より利用金額を確認し、これを『広告宣伝費』へと振り替える処理を行っている）。

2．先月の利用明細より、先月の利用金額は6,000円であり、4,000円が未使用分として当月に繰り越されていた。