ホテル代の仕訳・勘定科目

自社の役員や社員・従業員の利用したホテル代・旅館代などの宿泊費を支払った時はその使用目的により、一般的に以下の勘定科目を使って記帳します。

(ホテル代・旅館代)
遠方の得意先や支店・本店などへの出張に伴い利用したホテル代・旅館代 旅費交通費
社員旅行において利用したホテル代・旅館代 福利厚生費

役員や社員の出張に伴い利用したホテル代・旅館代は交通費とあわせて旅費交通費として処理します(なお概算旅費の仮払いについては旅費交通費(出張旅費・仮払旅費)の仕訳を合わせてご参照ください)。

ただし、接待に伴う宿泊費などは『接待交際費』、また役員や社員などが個人的に負担すべき宿泊費(社長の個人的な旅行に伴うホテル代を会社が支払った時など)は『役員賞与』または『給与』となります。ホテル代などの経費は「何に使ったのか」ではなく「どのような目的で使ったのか」により勘定科目が異なります。

(具体例-ホテル代・旅館代などの宿泊費)

1.当社の東京本社営業部の社員が大阪の得意先まで出張し、その際に発生した往復新幹線代およびホテル代あわせて40,000円を現金で支払った。

(仕訳-出張旅費)
借方 金額 貸方 金額
旅費交通費 40,000 現金 40,000

2.社員旅行の際に利用したホテル代300,000円を現金で支払った。

(仕訳-社員旅行)
借方 金額 貸方 金額
福利厚生費 300,000 現金 300,000

(関連項目)
温泉代の勘定科目(接待交際費・福利厚生費・入湯税)

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