旅費交通費（出張旅費・仮払旅費）の仕訳

社員や役員の出張にかかった交通費・宿泊代・旅費などは『旅費交通費』勘定で記帳します。また、旅費規程などに基づき支給される日当も『旅費交通費』勘定で記帳します。

（具体例－旅費交通費）

社員が立替えていた大阪までの出張旅費（新幹線代・在来線代・ホテル代及び旅費規程に定められた日当など）50,000円を本日現金で精算した。

概算払い旅費の処理

長期間の出張であったり遠距離（海外など）の出張の場合の費用は金額も大きく、社員や役員個人に立替払いさせるにも負担が大きくなりすぎることがあります。このような場合、事前に出張旅費の概算額を算出し仮払いを行い、後日に正式な金額が確定後にあらためて精算する事があります。この時の記帳は、事前の概算払いの段階では『仮払金』勘定で記帳し、金額が確定後『仮払金』から『旅費交通費』へ振りかえることになります。

（具体例－概算旅費）

１．社員が2週間の海外出張に出かけるのに先立って、出張旅費の概算額200,000円を事前に現金で支給した。

２．社員が帰国後に出張旅費の精算を行った。出張旅費の実費は195,000円であったので仮払金200,000円との差額の返還を受けた。

（関連項目）
旅費交通費（電車・バス・ガソリン代）の仕訳