電車・バス運賃(切符代)の消費税・税抜経理の仕訳

電車・バス・タクシーなどの乗車料金を支払ったり切符を購入した時は『旅費交通費』勘定を使って記帳します。これらの料金の支払いについては、消費税算定上は課税仕入れとして取り扱うことになりますので、これらの料金の支払いの際に一緒に支払った消費税は『仮払消費税』(税抜経理方式を採用している場合)として処理することになります(なお、税抜経理方式を採用している場合の記帳は旅費交通費(電車・バス・ガソリン代)の仕訳をご参照ください)。

(具体例-乗車料金・税抜経理)

取引先への交通費として、電車代(切符代)300円を現金で支払った。

(計算過程)
乗車運賃(本体):300円×100/108=278円
消費税額:300円×8/108=22円

(仕訳)
借方 金額 貸方 金額
旅費交通費 278 現金 300
仮払消費税 22

駅などで購入する切符代(電車・バスなどの運賃)は消費税込の金額です。税務経理で記帳す場合は100/108を乗じて税抜価格と消費税額を算定する必要があります。

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