セミナーに要した費用(研修費)の仕訳
社員がセミナーに参加した時の参加費用や外部講師を招いて研修を行ったときの報酬・交通費などの諸費用、研修に必要な教材を購入した時の購入費用など、会社がその使用人や従業員の職務に必要な技術や知識を習得させ又は向上させるために、研修や講習に参加させるために要した費用は『採用教育費』(または『教育訓練費』『研修費』など)勘定を使って記帳します。
採用教育費は損益計算書上は販売費及び一般管理費に含めて表示します。
(具体例1-セミナー参加費)
社員の技能向上のため、外部で開催されるセミナーに参加させた。セミナーの参加料は10,000円であり、現金で支払った。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
採用教育費 | 10,000 | 現金 | 10,000 |
(具体例2-講師報酬等)
社員教育の一環として、外部講師を招いて研修会を開催した。外部講師の報酬及び交通費等は300,000円であり、小切手を振り出して支払った。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
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採用教育費 | 300,000 | 当座預金 | 300,000 |
なお、個人事業主としての外部講師へ報酬を支払う際には源泉所得税の徴収が必要となります。源泉所得税に関する詳細は原稿料・デザイン料・講演料などを支払った時の仕訳を合わせてご参照ください。
(関連項目)
レンタルスペースを使用した時の仕訳・勘定科目
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