割賦販売(販売基準)の会計処理
割賦販売とは、商品を購入者に先に引き渡し、代金は分割払いで受け取る販売形態をいいます。
割賦販売の収益認識基準には販売基準・回収期限到来基準・回収基準の3つがありますがこのページでは、原則法である販売基準の会計処理についてご説明します。
割賦販売の収益認識基準のうち、販売基準とは、商品等を引渡した日をもって売上収益の実現の日とする基準をいいます。
したがって販売基準の会計処理は、商品等を引き渡した日に、借方『割賦売掛金』(資産)、貸方『割賦売上』(収益)を計上し、その後に割賦金を回収した時は『割賦売掛金』を減少させます。
(具体例-割賦販売・販売基準)
1.商品10,000円を10回の分割払いで販売した
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
割賦売掛金 | 10,000 | 割賦売上 | 10,000 |
2.第1回目の回収期限が到来し、現金1,000円を回収した。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
現金 | 1,000 | 割賦売掛金 | 1,000 |
販売基準では、通常の商品売買と同様、商品等を引き渡した日に売上収益を計上し、その後の代金回収時は掛け債権の回収(割賦売掛金の減少)として記帳します。
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