ヘッドセットやイヤホンマイクの仕訳・勘定科目

コールセンターやテレアポなどで使用するヘッドセットやイヤホンマイクを購入した時は『消耗品費』などの勘定科目を使って処理し、購入時などの費用として処理します。

備品などの取得に要した金額が10万円以上(かつ耐用年数が1年以上)の場合などは、取得のために支払った金額をいったん固定資産として計上し、減価償却の手続きを通して耐用年数にわたって費用化するプロセスが必要となりますが、一般的にヘッドセットやイヤホンマイクなどの購入金額は一般的にはそれを下回るものと思われますので、『消耗品費』という経費に関係する勘定科目を使って記帳し、購入時などの費用として処理します(10万円以上かどうかの判断は通常1単位として取引されるその単位ごとに判定します。したがって、通常は1セットずつ別々に売られているようなヘッドセットを100セットまとめて購入し、合計金額が10万円を超えたとしても、1セット当たりの金額が10万円未満であれば、『消耗品費』勘定を使って処理することができます)。

(具体例-ヘッドセットやイヤホンマイクなどを購入した場合)

1.当社はコールセンター業を営んでいる会社である。業務で使用するためのヘッドセット10セットを30,000円で購入し、代金は現金で支払った。

(仕訳)
借方 金額 貸方 金額
消耗品費 30,000 現金 30,000

2.個人事業主が業務で使用するためのイヤホンマイク購入した。代金の2,000円は事業主のプライベートな財布から支払った。

(仕訳)
借方 金額 貸方 金額
消耗品費 2,000 事業主借 2,000

個人事業主がプライベートな財布から経費を支払った場合には、貸方には『事業主借』勘定を使用します。

(関連項目)
通信費の仕訳
プロバイダ料金(インターネット料金)を支払った時の仕訳・勘定科目
付箋やクリップなどを購入した時の仕訳・勘定科目

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