お花見の仕訳・勘定科目(福利厚生費・接待交際費)

会社で社員や従業員などがお花見を行ったときにかかった費用を会社が負担した時は『福利厚生費』勘定を使って記帳します。

ただし、特定の社員や役員だけで行ったお花見の費用を会社が負担した時や、取引先を招待して接待として行ったお花見にかかった費用は『接待交際費』として処理する必要があります。『接待交際費』は税務上の損金算入が制限される場合があり、『福利厚生費』などとは扱いが異なるためご注意ください。

(具体例1-お花見にかかった費用・福利厚生費)

4月に社内でお花見会を開催した。お花見会は社内の恒例行事として毎年4月に開催され、社員・役員のうち希望するものは全員参加することができる。お花見に掛かった費用100,000円は会社が現金で支払った。

(仕訳)
借方 金額 貸方 金額
福利厚生費 100,000 現金 100,000

『福利厚生費』は広く社員全員(または参加希望者全員)を対象とするものですので、参加者を特定の社員や役員などに限定する場合はこれに当てはまりません。

(具体例2-お花見にかかった費用・接待交際費)

得意先の接待の一環として、お花見会を開催した。お花見に掛かった費用100,000円は会社が現金で支払った。

(仕訳)
借方 金額 貸方 金額
接待交際費 100,000 現金 100,000

取引先の招待として行ったお花見に掛かった費用は『接待交際費』として処理します。

(関連項目)
忘年会や新年会の仕訳・勘定科目
社内運動会の仕訳・勘定科目

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