熱帯魚を購入した時の仕訳・勘定科目

会社の応接室やお店の接客スペースなどで観賞用に飼育する熱帯魚を購入した場合は消耗品費勘定を使用し、購入時の費用として処理します。

ただし、アロワナなど10万円以上となるような高価な観賞魚を購入した場合には、購入時に全額を費用処理するのではなく、『備品』勘定など固定資産の勘定科目を使って記帳し、減価償却計算を通じて、耐用年数にわたって費用処理することが必要となる場合があります(中小企業者の場合、購入金額が30万円に満たない場合には購入時の費用として処理することができる場合もあります。消耗品費の仕訳(中小企業者等の30万円未満の資産)もあわせてご参照ください)。

(具体例1-10万円未満の熱帯魚を購入した場合)

事務所の応接室で飼育するため、観賞用の熱帯魚を購入することとなった。購入した熱帯魚は1匹1,000円であり、10匹分の代金10,000円は現金で支払った。

(仕訳)
借方 金額 貸方 金額
消耗品費 10,000 現金 10,000
(具体例2-10万円超の熱帯魚を購入した場合)

会社のVIP用の応接室で飼育するため、観賞魚として1匹300,000円の熱帯魚(アロワナ)を購入し、代金は現金で支払った。

(仕訳)
借方 金額 貸方 金額
備品 300,000 現金 300,000

10万円以上の熱帯魚を購入した場合は『備品』勘定を使って資産計上し、耐用年数(備品のうち動物・魚類の耐用年数は2年です)にわたって減価償却を行うことになります。

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