固定資産の分類(有形・無形・投資その他)について
固定資産とは、企業がその事業活動において長期にわたって使用する目的で保有する資産などをいいます。企業が保有する固定資産は、その物理的な形態の有無や保有目的などにより以下の3つ分類されます。
分類 | 内容 |
有形固定資産 | 有形固定資産とは、物理的な実態を有する資産をいい、以下の物が含まれます。なお有形固定資産はさらに建物や機械など、減価償却の対象となる償却資産と、土地や建設仮勘定など減価償却の対象とならない非償却資産とに分類されます。
具体例: (償却資産)建物、建物付属設備、構築物、機械装置、船舶、車両運搬具など |
無形固定資産 | 無形固定資産とは、建物や機械のような物理的な形(実態)をもたない資産をいい、特許権や商標権などおもに法律上の権利などが該当します。
具体例: (償却資産)特許権、商標権、著作権、ソフトウェア、のれんなど |
投資その他の資産 | 投資その他の資産とは長期利殖目的や他企業を支配する目的で保有する有価証券(投資)、あるいは上記のいずれにも当てはまらないもの(その他の資産)を総称する概念であり、以下のようなものが含まれます。
具体例: (長期利殖目的等)長期性預金、長期貸付金、投資不動産など |
なお、同じ土地や建物・機械などであってもそれを販売用目的などで保有する場合は棚卸資産(流動資産)の分類に区分されますのでご注意ください。
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