連結決算日(れんけつけっさんび)とは

1.連結決算日とは

連結財務諸表を作成する際の決算日を連結決算日(れんけつけっさんび)といいます。

連結財務諸表に関する会計基準第15項では「連結財務諸表の作成に関する期間は1年とし、親会社の会計期間に基づき、年1回一定の日をもって連結決算日とする。」と定められており、原則として親会社の決算日を連結決算日として、連結財務諸表を作成することが求められています。

2.親会社の決算日と子会社の決算日とが異なる場合の取り扱い

企業グループに属する親会社と子会社などの決算日がすべて同じ日に統一されていれば問題ないのですが、必ずしも親会社とすべての子会社の決算日が同一の日であるとは限りません。

このように親会社の決算日と子会社の決算日が異なる場合においては、原則として子会社は連結決算日において正規の決算に準ずる合理的な手続により決算を行い、連結財務諸表作成に必要な個別財務諸表を作成することが必要となります(連結財務諸表に関する会計基準第16項)。

なお、子会社の決算日と連結決算日の差異が3カ月を超えない(3か月以内)の場合には、子会社の正規の決算を基礎として連結決算を行うこともできます。この場合には、子会社の決算日と連結決算日が異なることから生じる連結会社間の取引に係る会計記録の重要な不一致について、必要な整理を行うこととなります(連結財務諸表に関する会計基準・注4)。

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