アフィリエイト収入の仕訳・勘定科目

アフィリエイト収入(ブログ・インターネット広告収入)の勘定科目は、アフィリエイトを本業として行っているのか、それとも付随的な収益としてとらえるかにより以下のように異なる勘定科目を使用します。

アフィリエイトを本業としている場合 アフィリエイターなど、アフィリエイトを本業として行っている場合、アフィリエイト収入は『売上』勘定を使って記帳します。
アフィリエイトを本業としていない場合 自社ホームページやブログの余白スペースにアフィリエイト広告を貼っており、少額のアフィリエイト収入があるだけの場合など、アフィリエト収入を企業の本業として行っていない場合、アフィリエイト収入は『受取手数料』(または『雑収入』)などの勘定科目を使って記帳します。

なお、アフィリエイト収入は原則として収益の確定時に『売上』または『受取手数料』などの勘定科目を使って収益計上します。入金時点において入金金額を売上計上するわけではありませんのでご注意ください(下記具体例をご参照ください)。

(具体例-アフィリエイト収入・売上)

1.ASPの報酬確定レポートより、1月のアフィリエイト報酬の確定額が30,000円であることを確認した(報酬は毎月月末に確定する)。確定報酬は2か月後の3月31日に当社の預金口座へと振り込まれることとなっている。なお当社はアフィリエイトを主たる事業とする株式会社である。

(仕訳-確定時)
借方 金額 貸方 金額
売掛金 30,000 売上 30,000

2.3月31日に上記の1月分のアフィリエイト報酬が当社の普通預金口座へと振り込まれた。なお、振込の際の振込手数料は当社負担であり、確定報酬額30,000円から当社負担の振込手数料300円を差し引かれた残額が当社の普通預金口座へと振り込まれた。

(仕訳-振込時)
借方 金額 貸方 金額
普通預金 29,700 売掛金 30,000
支払手数料 300

1月の月末段階で1月分の報酬が確定しますので、1月末付で確定報酬を『売上』計上します。相手勘定はいまだ未入金ですので『売掛金』となります。
なお、入金時の振込手数料は当社負担となっていますので『支払手数料』などの勘定科目を使い当社側の費用として処理します。

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