確定申告書AとBの違い(サラリーマン・年金・自営業者の申告)

所得税および復興特別所得税の確定申告を行う際の確定申告書には、確定申告書Aとよばれるものと確定申告書Bとよばれるものとがあります。

(応接セットを購入した時の経理処理)
確定申告書A サラリーマン年金受給者のかた(自分で事業を行っていない方など)が使用する申告書です。確定申告書Aは確定申告書Bの簡易版にあたり、確定申告書Aの収入金額を記載する欄には、給与所得や公的年金等・その他の雑所得、配当所得、一時所得のみが印字されています。
すなわちサラリーマンや年金受給者の方などが確定申告する際に必要な項目だけを記載したものが確定申告書Aとなります(ただし予定納税という税金の前払分がある方は使用できません)。

したがって確定申告書Aを使用するケースとしては、サラリーマンの方が医療費控除や住宅ローン控除を受けるため、あるいは副業の申告を行うために確定申告を行う際などに利用することになります。

確定申告書B すべての方が利用できる申告書です。自営業者など(青色申告・白色申告ともに)は確定申告書Aは使用できませんので必然的に確定申告書Bを使用する必要があります。

自営業者のほか、不動産所得がある場合土地や株式を売却した場合退職所得の確定申告が必要な場合なども確定申告書Bを使用します(確定申告書Aを使用できない場合に確定申告書Bを使用します)。

※ すべての方が利用できますのでサラリーマンの方が確定申告書Bを使用することももちろん可能です。

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