手提げ袋や紙袋の仕訳・勘定科目
商店や小売店などがお客さんに商品を販売した際に持ち帰り用に使用してもらう手提げ袋や紙袋などを購入した時は『消耗品費』などの勘定科目を使って記帳し、購入時の費用として処理します。
(具体例-手提げ袋や紙袋を購入した時の仕訳)
当店は小売業を営んでいる。本日、お客さんが購入した商品を入れるための紙袋100枚を購入した。購入代金は5,000円であり現金で支払った。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
消耗品費 | 5,000 | 現金 | 5,000 |
なお、手提げ袋や紙袋など購入した消耗品について決算の時点で未使用分がある場合には、原則としては未使用分を『貯蔵品』などの資産勘定として翌期に繰り越し、実際に使用した期の費用として処理することになりますが、各事業年度ごとの取得数量がおおむね一定しており、かつ、経常的に消費するようなものを購入したような場合あれば、継続適用を条件としてその購入価格の全額を購入時の費用(損金)にしてもよいことになっていますので、実務的には購入時にそのまま費用として処理しておけば、年末のたな卸しの必要はありません。(法人税法基本通達2-2-15)。
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