クレジットカードで決済した時の仕訳・会計処理
会社や個人事業主が事業で発生した諸経費をクレジットカードで決済した時の会計処理は、クレジットカードの名義や用途などにより以下のように異なります.
| 法人名義のカード 事業専用のカード |
経費を法人名義のカードや事業専用で使用しているカード（個人事業主などの場合）で決済した時は『未払金』勘定を使用して記帳します。 |
| 個人名義のカード （法人の場合） |
会社の経費を社長や役員、従業員などの名義のカードで支払った時は『短期借入金』勘定を使用して記帳します。なお、経費を立替払いした役員や従業員などにより『役員（または従業員）借入金』勘定などを使用して記帳することもあります。 |
| 個人名義のカード （個人事業主の場合） |
個人事業主が個人名義のカード（プライベートとの兼用カード）で支払った時は『事業主借』勘定を使用して記帳します。 |
（具体例１－法人名義のクレジットカードの場合）
本日、業務用のパソコン150,000円を購入した。代金はクレジットカード（法人名義）で支払った。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 備品 | 150,000 | 未払金 | 150,000 |
（具体例２－役員名義のクレジットカードの場合）
本日、業務用のパソコン150,000円を購入した。代金は役員が個人名義のクレジットカードで支払った。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 備品 | 150,000 | 短期借入金 | 150,000 |
『短期借入金』勘定は『役員借入金』などを使用することもあります。
（具体例３－個人事業主名義のクレジットカードの場合）
本日、業務用のパソコン150,000円を購入した。代金は個人事業主であるＡが個人名義（プライベート兼用）のクレジットカードで支払った。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 備品 | 150,000 | 事業主借 | 150,000 |
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